定期戦復活宣言 幻のコラボの火付け役


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蓮井賢治 (GW1986年卒) / 坂井亮介(JSKS 1994年卒)

早慶の最古のラグビークラブ、GWとJSKSの定期戦が復活します!

と、言われても?

今でも、毎年試合してるけど。定期戦ってどういう意味?復活って何のことかな?

現役部員、マネージャーや若手世代のOBにとっては「定期戦」「復活」と言われても、あまりピンと来ないと思うので、簡単にクラブにまつわる歴史を振り返りつつ定期戦開催に至る経緯を説明します。

昭和の初期に両チームが創設され、好敵手同士ということで切磋琢磨してきた両チーム。当時は有力大学のラグビー部やGW、JSKSのような少数のクラブしか対戦相手がいない時代。その後、第二次世界大戦で活動の休止を余儀なくされるも、終戦後日本の復興と共に両チームも先輩諸氏の多大なる努力と熱き情熱のもとチーム活動を再開。1948(昭和23)年にGWとJSKS間で、両チームで行なわれていた定期戦をベースに、更には他チームにも参加を呼びかけてクラブリーク結成を目指そうではないか、との話し合いがなされる。1952(昭和27)年に現在の関東6大学クラブラグビーフットボール連盟(KCRF) の原型へと発展。GWとJSKSがKCRF創成の中心的存在だったこともあり、KCRFが2002年度以降春シーズンのリーグ戦に移行するまでは、KCRFの秋の最終戦は必ずGW-JSKS戦が定期戦として固定されていた。上述の時代の選手は、GWにだけは、JSKSにだけは負けたくない、というある種特別な感情を以て試合に臨んでいた。

では、今の時代はどうなのでしょうか?

ここしばらくの間、若手OBや現役部員の意識調査をしてみると、お互いを「特別視」することはほぼ全くと言って良いくらいないことがわかってきました。これは上述の世代のOBにとっては正直なところ、かなりショッキングなことでした。しかしながら、単に昔を懐かしがって両チームの戦いを「復活」させようとしている訳ではありません。古い世代の思いを現役諸君や若いOB世代に押し付けるつもりもありません。試合をするのはあくまでも現役諸君です。現役の首脳陣とも打合せを重ねて、彼らの意向も十分に汲み取りつつ、試合の準備を進めてきています。

昨今のジャパンラグビーの大躍進によるラグビーブームは誠に喜ばしい限りですが、これが果たしていつまで続くのか。今後は少子化が進みラグビー人口の先細りが予想される中で、部員確保はより困難になってゆくことでしょう。歴史的な背景や組織の大きさなども似通ったGWとJSKS。今までにも何度も浮き沈みを経験しながら今日に至っています。我々のような大学クラブチームが「強いチームとして」永続してゆくための課題は山積しているのです。

今後は旧来の枠や発想にとらわれずに、他チームとの交流、情報交換、試合や練習以外の場でのコラボレーションも積極的に取り入れてゆくことがクラブチームが生き残るために重要ではないかと考えています。いくつもの方策が考えられる中で、まずは両チームをより活性化させるために、「定期戦」を「復活」させてはどうか、ということで企画を進めてきたものです。

現在の年間スケジュールの中で、更にもう1試合を「定期戦」として付け加えることにどれだけの意味があるのか、タイミングはいつが良いのか、グランドはどうするのか等々、多くの議論がありました。果たしてこれが「正解」と言えるのか、やってみないと分かりません。色々課題はあるだろうけれど、まずは全力で取り組んで、とにかくやってみよう、ということで走っています。まずは今年の「復活」「定期戦」を盛り上げ成功させることが重要であり、そのためには現役部員、マネージャーのやる気と一人でも多くのOBの皆さんの応援が必要不可欠なのです。

皆さん、12月4日は日吉グランドへ!

GW JSKS 復活定期戦実行委員会
蓮井賢治 (GW1986年卒)
坂井亮介(JSKS 1994年卒)